伊藤文子 日本生まれ、日本育ち
テキスタイルデザイン、イラスト、絵本作り、草木染めが出来ます。鮮やかな色とノルウェーが好きなアーティストです。
日本の大学で染織の勉強をし、京都の西陣で草木染めの職人を経て、ノルウェーのテキスタイルアーティストKristi Skintveitのアシスタントを経験しました。関わってきた地域はノルウェーの南西部にあるハルダンゲル地方です。10年ほどの往来と、その間2年ほどハルダンゲル地方に住み、作品作りをしてきました。「ノリーカ」と「月と太陽の指輪」という絵本を作りました。絵本をモチーフにしたオリジナルデザインの布で、布小物を作って販売しています。努力すれば大抵のことはできるかも知れないと楽観的です。
ノルウェーという国を通して今までいろいろな経験をしました。 その結果、人の心が暖かくなる根本的な要素はノルウェーでも日本でもどこにいても森羅万象共通しているように感じます。 それを言葉にすると「心のゆたかさ美しさ」、「自然回帰の世界」、「人間が失ってしまった世界」と言ったちょっぴり神秘的なものです。 言葉で説明するととても不思議な世界になります。
ただ私自身そういうものに触れると、 胸がフワッとあったかくなります。これは私が物作りにおいて、ずっと大切にしている感覚で、私の作ったものに触れた人があったかい気持ちになってくださればそれが私自身の幸せです。ノルウェーではそれをHjerte varmeと表現していました。英語にするとHeart warmです。
経歴
文化女子大学(現:文化学園大学)で染織を専攻。卒業展で学長賞受賞。
卒業後数年を経て、京都西陣の草木染め婦人服ブランドで染色に従事。
2011年に藍染めTシャツや草木染めスカーフの展示販売活動を始める。
2013年、兼ねてから親交のあったノルウェー人染織作家Kristi Skintveit氏の尽力もあり、ノルウェー留学を果たす。
ノルウェーではHardanger Kunstskuleで地域に根ざしたアートや、伝統織物にふれる。
2015年スカンジナビア・ニッポンササカワ財団とJondal kommune(日本で言う市町村のような行政区画)の助成金を得、KristiAneVevより絵本出版と同時に帰国。
2017年えほんを基にしたオリジナルファブリックの小物展示販売をを開始。
2018年朗読劇なかがわ・なかがわ衣装・コラボグッズデザイン担当。
夏にノルウェーへ再渡航しKristi Skintveit氏のアシスタントを務める。
展示・販売会
2011 | トークイベント | 『私の好きなノルウェー』 | コルンボード、市ヶ谷 |
2012 | 個 展 | 『Jondal こころのふるさと』 | カフェハイファミリア、三鷹 |
『期間限定ショップNoli-ka Skinsand』 | BASE南青山、南青山 | ||
2013 | グループ展 | 『HAKU No,1』 | Storeteigen, Øystese ノルウェー |
2014 | グループ展 | 『A Haku!』 | Galleri Puls, Norheimsund ノルウェー |
2015 | グループ展 | 『Avgangsutstilling 2015』 | Galleri Puls, Norheimsund ノルウェー |
2016 | 個 展 | 『ノリーカ 販売会』 | 森晴事務所内、青山 |
『えほんノリーカ 原画展』 | 赤羽、豆電Coffee | ||
2017 | 個 展 | 『えほんノリーカ 布展』 | ひるねこBOOKS、谷中 |
グループ展 | 『1to1 Bookseller』 | えほんのがっこう、武蔵関 | |
2018 | ワークショップ | 『Origami og Kumihimo』 | Viketunet,Jondal ノルウェー |
『Teikning - Mønster til Viketuntrøya / Jondalskofta 』 | Viketunet, Jondal ノルウェー | ||
個 展 | 『布展2 絵本とファブリックプロダクト「ノリーカ」』 | ひるねこBOOKS、谷中 | |
グループ展 | 『1to1 Bookseller』 | えほんのがっこう、武蔵関 | |
ポップアップ | 『モノをつくるものたち』 | 西武渋谷店 | |
2019 | 共 同 企 画 | 『絵で紡ぐみち』プロジェクト | ひるねこBOOKS、谷中 |